ラ・アーグで動いている再処理工場は二つ。一つはこの写真の左隣のUP2(使用済み天然ウラン燃料用再処理工場)と、写真のUP3である。所有者であるCOGEMA社は両工場で日本の原発の使用済み燃料を再処理し終え、現在、日本の電力会社に返還すべき(六ヶ所の日本原燃は、海外返還廃棄物の一次貯蔵も行うことになっている)大量のプルトニウムや高レベル放射性廃棄物を保管している。六ヶ所の日本原燃(株)はCOGEMA社から再処理工場の主要工程である剪(せん)断、溶解、分離および精製の技術とノウハウを学んだ。
(2005年7月撮影)
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