R-DAN Q&A
機器の説明をQ&Aでまとめました
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《R−DAN検知器について教えてください?》
R−DAN検知器は防災を目的として市民が中心となって開発された放射線検知器です。
検知器には『この検知器の不要になる日を目指して!』のスローガンが機器には書かれています。

《機器の種類は?》
・放射線検知器(R-DAN検知器)とNaI Radiation Countet (たんぽぽ)があります。

《R-DAN検知器とたんぽぽの違いは?》
・R-DAN検知器は放射線の検出器にGM計数管を使用しています。
・たんぽぽはNaIシンチレーターを使用しています。
たんぽぽは感度の良いセンサーを採用しており、線量換算ができるよう調整してありますので、空間線量の測定や土壌汚染の計測などにも活用ができます。(注:1)

《一般の放射線測定器との違いは?》
・R-DAN検知器とたんぽぽは、周辺の放射線の量が増加し、放射線のカウント数が多くなってきたときに警報を鳴らす仕組みになっています。
・ACアダプターで電源を供給していますので、24時間連続して計測することができます。20年間以上連続で計測している利用者もいます。
・携帯の場合は、乾電池や専用バッテリーを使用して利用します。(注:2)

《放射線の単位は何ですか?》
一定時間内センサーが検出した放射線の数量(回数)を表示しています。(注:3)

《放射線計測として利用できますか?》
・R-DAN検知器で絶対値の測定はできません。(相対的に大まかな量を把握することはできます。)
・たんぽぽは10秒間で1000カウントしたときに1μSv/hに相当するように調整しありますので、シーベルト/時の単位に換算できます。

《どのように計測しますか?》
・平常時の環境放射線はバラツキがあります。
R-DAN検知器やたんぽぽのカウント値を10回集計して平均を取りますと、データーが平均化されより正確な測定が可能です。(注:4)


《どのような使い方をするのですか?》
・通常はACアダプターを使用して身の回りの環境放射線量の計測を続けます。
そして、放射線が増加してあらかじめ設定した警報値を超えた場合は警報音がなります
・カウントの異常な増加が続く場合は何が起こっているのか情報を集め、
放射線をできるだけ浴びないようにして状況を判断しますが、身の危険があると判断したときには発生源から離れるようにします。

・生活圏が放射能で汚染されてしまった場合は、放射線の高い所と低いところ生じている可能性があります。
R-DAN検知器やたんぽぽを活用して身の回りの放射線量を調べ、放射線の高い所を避けて被爆から身を守るようにします。

《機器のメンテナンスについて教えてください?》
タウ技研では2年に一度のオーバーホール(有料)を推奨しています。
使用されている、GM計数管や光電子増倍管は消耗品ですので交換修理が必要になる場合があります。
(注:1)
・GM計数管は、不活性ガスを密封したセンサーに放射線が通過すると電気的に発するパルスを数える仕組みです。
・シンチレーターは放射線が当たると蛍光を発する物質の微弱な光を光電子増倍管で増幅させた信号を数える仕組みです。
(注:2)
R-DAN検知器とたんぽぽは警報の鳴る検知器です
測定しようとする時に電源を入れ使用する一般の放射線測定器との大きな違いがここにあります。
・最新の機種には放射線データを記録するために、内部メモリーの機能やパソコンや専用プリンターへの出力、たんぽぽの場合はペンレコーダへの出力も選択できますので、R-DAN検知器やたんぽぽが手元にない時でも放射線のデーターが蓄積され、放射線モニターとしての利用が可能です。
(注:3)
・R-DAN検知器は1分間毎カウントを集計して表示しています。(CPM)
最新の機器は10分間集計の設定も選択もできます。

・たんぽぽは10秒毎のカウントを集計して表示しています。
そして、10秒間で1000カウントしたときに1μSv/hに相当するようセシウム137線源にて調整して、シーベルト/時の単位に換算できるようにしていますので、放射線計測の用途として活用できるようにしています。
最新の機器は60秒と100秒集計の選択も選択できます。
(注:4)
・最新のR-DAN検知器では600秒、たんぽぽでは100秒のレンジが設けられていますので、10回分のカウントを表示する事ができます。携帯でフィールド計測を行う場合などに便利な機能になっています。
この集計時間は長い方が計測毎のバラツキが小さくなりますが、線量が高くなっても計測毎のバラツキは少なくなります。
・日頃から、機器を設置している場所での平均値を基準値として把握しておく事が重要です。
・地域が変わっても、部屋が変わっても機器の設定場所によって、放射線の数値は異なってきますので、基準にする計測場所は一定にしておいた方が好ましいです。
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